お肌とホルモンの関係って知っていますか?

実際のところよく分からない人の方が多いのではないかと思いますが、美肌にとって忘れてはならないのが、肌とホルモンの関係なんですよ!

今回は、女性ホルモンの一つであるエストロゲンについて掘り下げ、その仕組みや役割、肌との関係について解説するとともに、月経による体調の変化もあわせてご紹介していきたいと思います。

エストロゲンとは?

疑問を抱く女性

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があり、ともに卵巣から分泌されています。

簡単に言うと、エストロゲンは「女性らしさ」に関わるホルモンであり、プロゲステロンは「妊娠」に必要なホルモンです。この2つのホルモンは女性の月経、妊娠、新陳代謝、美容など、女性の健康的な体を作る上で欠かすことのできないものなのです。

月経周期に伴って女性ホルモンの分泌量が変動することは、肌のコンディションにも大きな影響を与えています。この2つの女性ホルモンは、月経と連動して交互に増減を繰り返し、約28日周期で身体のリズムを作っています。

そして、2つの女性ホルモンのバランスが保たれることで、規則正しい周期で月経が起こり、肌の調子や体調も整います。

2つの女性ホルモンが、妊娠・出産に向けた体作りをサポートしてくれるのですね!

エストロゲン(卵胞ホルモン)

エストロゲンは子宮内膜を厚くして、受精卵の着床や妊娠に備える働きをします。

エストロゲンの分泌は思春期から始まり、20~30代でピークに達し、40代以降になると徐々に低下し始め、その後は減少を続けます。20~30代はエストロゲンが安定して分泌されるため、妊娠や出産に適した時期といえるのです。

また、エストロゲンは女性らしい体を作るホルモンであり、乳房の発達、骨、皮膚、筋肉、血管、脳、自律神経などの働きにも大きく関係しています。

さらに、「美肌ホルモン」とも呼ばれるほど、美肌作りには欠かせないホルモンでもあり、水分を保持する作用や肌の弾力を保つコラーゲンを増やす働きもあります。

バストやヒップに丸みをつけて美しいボディラインを作る、肌や髪にツヤや潤いを与える、骨や血管を健康に保つ、コレステロールを調整して動脈硬化を防ぐ、自律神経や感情を安定させるなど、様々な働きで女性の身体を守ってくれるのです。

月経と体調について

生理痛

月経周期によって女性ホルモンの分泌バランスが変化することで、心身だけでなく肌の状態も変わります。どのように体調が変化しているのか詳しく見ていきましょう。

月経開始の週
月経開始によって女性ホルモンの分泌が少なくなり、心身の状態は不安定になります。

生理痛だけでなく、血液循環の悪さから冷えむくみだるさを感じたり、出血によって貧血になりがちです。過剰な皮脂分泌は治まりますが、肌が乾燥しやすく、敏感になっている時期でもあるのです。

排卵前の週

月経が終わってエストロゲンの分泌量が増える時期です。肌の水分量がアップし、バリア機能を高めてくれるので、肌状態が安定し、肌トラブルも起こしにくくなります。新陳代謝も活発になるので、ダイエットを始めるのにもおすすめの時期です。

排卵後の週

プロゲステロンの分泌量が増え始め、肌の調子や体調も徐々に悪くなっていきます。肌は乾燥しがちで、皮脂の分泌も多くなるので、肌荒れしやすくなります。また、むくみや便秘などの症状が出る人もいます。

月経前の週

プロゲステロンの分泌量が多くなることで、肌や体にトラブルが出やすくなります。

皮脂の過剰分泌、ニキビなどの肌荒れ、シミが濃くなる、肌の乾燥、食欲増進、頭痛、肩こり、むくみ、眠気、無気力、憂鬱、怒りっぽいなどの症状が現れやすくなりますが、月経が始まるとともに症状が緩和・消失していきます。

エストロゲンと肌の関係

肌が綺麗な女性

エストロゲンの美容効果とエストロゲンの増減によってどのような悪影響を及ぼすのかについてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

エストロゲンの美容効果

エストロゲンは肌の保湿維持や皮膚の厚みやハリを保ったり、新陳代謝を上げて皮膚の再生を促進させます。

それによって、ハリや弾力、潤いのある美しい肌をキープするとともに、シワやたるみを予防するのです。さらに、新陳代謝をアップさせて痩せやすくするため、ダイエットにも効果的です。

エストロゲンが少ないと…

エストロゲンが低下すると、生理不順や無月経だけでなく、不妊症の原因にもなります。

また、肌や髪が衰えてツヤがなくなり、抜け毛や白髪も多くなります。さらに、精神的に不安定になってイライラしたり、記憶力の低下を招くほか、骨粗鬆症を起こしやすくなったり、悪玉コレステロールの増加、認知症などのリスクも高くなるのです…

エストロゲンが多すぎると…

エストロゲンが過剰に分泌されると、体温の低下や体脂肪の増加、生理痛やPMSが重くなったり、気分の浮き沈みが激しくなるなどの症状が現れます。

さらにひどくなると、乳がんや子宮内膜症、子宮体がんのリスクが高まると言われているので注意が必要。

まとめ

女性ホルモンは女性の月経、妊娠、美容だけでなく、健康的な体を維持するために重要な役割を担っています。

女性ホルモンであるエストロゲンの仕組みや肌との関係をしっかり理解して、上手く付き合っていくことが大切です。

女性ホルモンのバランスを整えて、美肌と健康を手に入れましょう!